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庭木の剪定はいつすればいい?樹種別おすすめの時期と基本手順、注意点を紹介

「庭木の枝が伸びてきた、そろそろ剪定しないと…」「でも、いったいいつやれば?」、そんな疑問をお持ちでしょうか。

実は、庭木には「剪定のベストシーズン」が存在します。そして、剪定してはいけない時期もあるのです。
今回は庭木を剪定する時期に焦点を当てました。剪定に適した時期や、剪定時の注意点、基本的な剪定の手順もまとめています。

 

最後まで読めば、剪定に必要な基本知識がすべてわかります。庭木をさっぱりと剪定し、美しいシルエットに整えて新しい季節を迎える、そのヒントとして活用していただけると嬉しいです。

そもそも…剪定は何のためにするのか?

「庭木は定期的な剪定が必要」といわれます。そもそも、剪定はなぜ必要なのでしょうか。

実は庭木の剪定には、4つの目的があります。どれも、木の健やかで美しい成長に欠かせないものです。庭木を剪定する目的を知ると、剪定すべき時期への理解もより深まることでしょう。

はじめに、庭木に剪定が必要な理由を紹介します。

 

剪定により水分と養分がいきわたり、健康な成長を促す

木は、ご存じのとおり根から水分・養分を吸い上げています。水分と養分は幹から枝葉へと行き渡り、木を生かして成長させます。

もし、枝葉が多すぎると、どうなるでしょうか。一本一本に配分される水分・養分の量が少なくなり、木が健康に生きられなくなるおそれがあります。

 

剪定によって枝葉の量を適切に調整しておくと、木のすみずみに水分・養分が十分に届きます。丈夫で健康な木を育てるために、剪定はとても大切な作業です。

 

剪定により庭木の樹形を整え、美しくする

もうひとつ大切な剪定の目的は、樹形を整えることです。枯れた枝、邪魔な枝、不要な枝を切り払って、理想的な樹形に木を導くということです。プロは、作りたい形を頭に描きながら、枝を切っていくこともあります。

また、剪定には樹形とともに樹高(庭木の高さ)をコントロールする目的もあります。木は放っておくと、どんどん大きく成長します。剪定によって、近隣の迷惑にならない程度の高さを維持することも、大切な目的です。

 

剪定により新芽の発生を促し、花つきを良くする

剪定をして枝葉が少なくなると、木は新芽を出そうとします。これまで水分や栄養が流れていた枝葉がなくなり、切り口の手前にある新芽ポイントが刺激されたためです。

 

新芽が出るようになると、木がぐんぐん成長します。花つきも良くなり、お庭が一層にぎやかになることでしょう。

新芽の成長をうながすためには、発芽ポイントをおさえた剪定が重要です。記事の後半で発芽ポイントの見極め方を紹介していますので、続きをご覧ください。

 

剪定により風通しを良くし、病害虫を予防する

剪定で枝葉が少なくなると、風通しが良くなります。木の隅々にまで日が当たるようにもなり、暗くジメジメした環境がなくなります。この風通しと日当たりが良い環境が、木の健康にはとても大切です。日が当たりにくくジメジメしていると、病害虫が発生しやすくなるためです。

 

剪定で枝葉全体がよく見えるようになると、万一病害虫が発生しても見付けやすいはず。早期に発見・対処できれば、木全体に被害が及ぶことを避けられます。

 

庭木の剪定に最適な時期

庭木の剪定に最適な時期は、年2回です。季節とその時期に行う剪定の目的、剪定してはいけない時期を解説します。

 

基本の剪定は、庭木が休眠している冬季

剪定の基本となる時期は、冬です。木が、春の芽吹き・夏の成長に順調に入るようコンディションを整える剪定で、「冬剪定」「冬季剪定」といいます。

 

寒い時期は木も休んでいます。落葉樹なら、葉が落ちて休眠状態ですね。この時期は、枝をカットしても木へのダメージが少なくて済みます。太い枝を切ったり、大量の枝を切り落としたりする「強剪定」も、冬場に行います。

 

地域によって多少の差がありますが、冬剪定に適した一般的な時期は12月から3月ごろ。枯葉が落ち、枝の状況が良く見えるようになったら冬剪定開始のサインです。

 

庭木が生育している夏季の剪定もアリ

庭木が成長している夏に、剪定する場合もあります。生育が盛んな季節のため、枝を切ってもすぐに新しい芽が出てくるのが、夏剪定のメリットです。

 

成長にともない茂った枝葉を、適度に切り落とすと通気性も良くなります。徒長(伸びすぎ)した枝葉を取り除き、台風や強風に備える目的もあります。バラなど、秋に開花する樹種なら、開花に向けて樹形や木のコンディションを整えるために剪定することもあります。

 

ただし、夏場の剪定は樹形を整えるより、通気性確保がおもな目的です。暑い時期に太い枝やたくさんの枝を切り落とす剪定(強剪定)をすると、木が想定以上にダメージを受けて弱ってしまう可能性もあるためです。

 

夏は不要な枝葉を少量取り除く、軽剪定に留めましょう。

 

庭木を剪定してはいけない時期もある

剪定をしてはいけない期間として、2つの時期を押さえましょう。

 

まず、真夏です。前述のとおり、夏の剪定は木にダメージを与えるおそれがあります。また、木は切られた分だけ成長しようと、水分・養分を過剰に取り込み、蒸発させます。真夏の暑さで疲れ気味の木が無理に吸収した結果、木が本来持つ成長サイクルが崩れ、弱ってしまうかもしれません。

 

剪定をしてはいけないもう1つの時期は「つちの日」と呼ばれる期間です。つちの日とは、昔から「この日に木を切ってはいけない」と言い伝えがある大犯土(おおつち)と小犯土(こつち)の日を指します。

 

★大犯土:庚午(かのえうま)から丙子(ひのえね)の日まで
★小犯土:戌寅(いぬとら)から甲申(きのえさる)の日まで

 

どちらの日も7日間。ちなみに、奇数月にしかないという不思議な言い伝えです。つちの日に木を切ると、虫が入りやすい・腐りやすいというのが、切ってはいけない理由とか。住宅用木材を切り出す際にはとくに、現代でも注意されるといいます。

庭木の剪定で神経質になる必要はありませんが、昔からの言い伝えにはそれなりの理由があるもの。庭木を健やかに維持するためにも、避けられるなら避けた方が賢明です。

 

【樹種別】剪定におすすめの時期

一般的に、剪定が盛んに行われる時期は冬、次いで夏です。ただ、樹種によって最適な剪定の季節は変わります。
庭木に人気の樹種を例に、おすすめの剪定時期を紹介します。

 

常緑広葉樹

常緑広葉樹は、1年中緑を楽しめる広葉樹です。常緑といっても葉がまったく落ちないわけではなく、古い葉と新しい葉が常に入れ替わっています。

殺風景になりがちな冬のお庭で、生命力を感じられるワンポイントになると、庭木としても人気です。シンボルツリーとして植える住宅も、よく見られますね。

 

★代表的な常緑広葉樹:ソヨゴ・シマネトリコ・シラカシ・アオキ・オリーブ など

 

1年中、緑の葉をつける常緑広葉樹は、剪定時期の見極めが難しく感じるかもしれません。

 

常緑広葉樹に適した剪定の時期は、新芽が出る直前か出た直後。3月下旬・4月~6月ごろを目安にしてください。

涼風が吹き始める8月下旬~10月も、おすすめです。

 

常緑針葉樹

常緑針葉樹とは、冬も葉を落とさない針葉樹です。針のようにとがった葉の形状から、名前がつきました。古くから庭木として愛されてきた歴史があり、今でも「庭には松を」という方もいます。

樹種を選べば、洋風の住宅やモダンな住宅にもよく合います。落ちた葉が広葉樹のように大きくないため、落ち葉の処理に悩まされることもありません。

 

★代表的な常緑針葉樹:松・イチイ・モミ・ヒノキ・ヒバ・コニファー など

 

常緑針葉樹の剪定に適した時期は、芽吹きの直前です。3~4月がおすすめ。不要な枝葉を落とし、樹形を整えましょう。
秋から冬に軽剪定をしておくと、冬の間に枯れ枝・枯葉が庭に落ちなくなります。

 

落葉広葉樹

落葉広葉樹とは寒くなると葉を落とし、枝だけの状態で冬を越す樹種です。冬のあいだは休眠状態に入り、春になると一斉に新芽を出します。

季節によって表情が変わり、見ていて飽きないのが人気の秘密。葉や枝ぶりが優しく、風にサラサラと揺れる木もあります。シンボルツリーの人気ランキングでも、多くの落葉広葉樹が上位にランクインしています。

 

★代表的な落葉広葉樹:アオダモ・ヒメシャラ・ハナミズキ・イロハモミジ・ナツハゼ など

 

落葉広葉樹の剪定は、冬が基本です。木が休眠期間に入る、落葉している季節を狙いましょう。12月ごろから2月頃までが、剪定にもっともおすすめの時期です。

 

枝葉を透かす程度の剪定なら、真夏を避ければいつ切っても構いません。

 

庭木剪定・基本の手順

剪定は、コツさえ押さえれば難しくありません。

 

はじめて剪定にチャレンジするときに、知っておきたい基本の手順3ステップを解説します。

 

剪定に必要な道具を用意する

剪定に取り掛かる前に道具を用意しましょう。一般的な庭木の剪定に用意したい道具は、以下のとおりです。

 

道具 用途
剪定ばさみ 直径15mm程度の枝を切りたいときに使用。細い枝をパチパチと切りたいだけなら、剪定ばさみだけでOK。
剪定のこぎり 剪定ばさみでは切れない、太い枝を切りたいときに使用。コンパクトに収納できる折りたたみタイプと、むき出しタイプがある。
軍手 滑り止めつきの軍手がおすすめ。動きやすい服装も。怪我や虫刺されを防ぐため、長袖・長ズボンが◎。
脚立 高い位置にある枝を切りたいときに使用。軽く持ち運べるアルミ素材が人気。庭木の高さに合わせて、サイズを選定。
枝を処分する道具 剪定後の掃除道具も準備しておく。竹ぼうきや箕(み)で枝葉を集め、ゴミ袋に入れて処分する。剪定する庭木の下にブルーシートを敷いておくと片付けやすい。

このほか、生垣の手入れや玉づくり(庭木を玉状に整える)ときには、刈り込みばさみがあると便利です。脚立に乗っても届かない高所の枝には、高枝切りばさみを用意しましょう。

 

切るべき枝を見極める

闇雲に枝を切っては、いけません。剪定前には枝葉を全体的にチェックして、「忌み枝」を見付けましょう。

忌み枝とは、木の成長を妨げたり、樹形を崩したりする枝のこと。忌み枝を落としてから、全体的な樹形やサイズを整えるという順番で進めます。

 

<おもな忌み枝一覧>

名称 特徴
逆さ枝(内向き枝) 幹に向かって、内向きに伸びている枝
からみ枝 メインの枝にからみつくように伸びる枝
平行枝 他の枝と平行に伸びる枝
車枝 1か所から何本の伸びる枝
立枝 まっすぐ上に伸びる枝
下り枝(枝垂枝) 地面に向かって下向きに伸びる枝
枯れ枝 枯れてしまっている枝

 

忌み枝を取り除くと、木の印象がかなりスッキリします。ただ、忌み枝とはいっても、どれも自然に伸びている枝。正しく見極めるのは、困難かもしれません。

 

困ったときはむやみに切らず、プロに依頼しましょう。プロの知識と長年の経験から、残すべき枝と切るべき枝を、正しく見分けてくれます。

 

剪定は造園会社や植木屋のほか、便利屋サービスにも依頼できます。

 

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剪定し、枝葉を片付ける

忌み枝を見つけたら切り落とし、剪定を進めます。すべて切り終わったら、剪定によって出た枝葉を片付けましょう。

 

枝葉を自治体のゴミ収集に出す場合は、分別ルールに従うことが大切。また、多量の枝葉を出したいときは、ゴミ収集場所が満杯にならないよう、数回に分けて出すといった配慮も大切です。

 

◎ 山口県柳井市の分別ルール
可燃ごみで出せる枝は、直径10cm以内かつ、指定袋に入る大きさまで。
指定袋に入らない枝は「粗大ごみ収集券」を貼付の上、月1回の粗大ごみ戸別収集へ、もしくは清掃センターに持ち込み。

◎ 山口県岩国市の分別ルール
指定袋に入る大きさの枝は、可燃ごみで出してOK。
指定袋に入りきらない大きさは粗大ごみ扱いとなり、戸別収集、市処理施設に搬入、もしくは処分業者に依頼。

 

ごみの分け方・出し方ガイドブック|柳井市
焼却ごみの出し方|岩国市

 

時期以外にも!庭木剪定の注意点

庭木の剪定で、時期以外にも注意したいポイントを3つ解説します。とくに、枝の切り方や発芽ポイントの見極め方は、要チェックです!

 

高所作業時は、安全に十分注意する

脚立に乗って高い位置の枝を剪定する際は、安全に十分注意してください。プロの植木職人でも、気を抜くと落下事故を起こします。

 

脚立は安定した場所に置き、登ってもバランスが崩れないことを確認してから使用します。またがる・天板に乗る・身を乗り出すのは、絶対にNG!
また、開き止めをしっかり固定してから、使ってください。

 

高いところの剪定を自分で無理にしようとせず、プロに任せるのも良い方法です。家族の心配も減り、植栽を「楽しむ」余裕が生まれます。

 

枝の切り方と、切り口の処理に気をつける

太い枝をのこぎりで切ると、下側の樹皮が割けて木を傷めてしまうことがあります。

 

太い枝を切る際は、先に枝の下側・切るポイントより幹側から切り込みを入れ、次いで上からカットしましょう。切り込みが樹皮が割けるストッパーとなってくれます。

 

また、枝には「切ってはいけない部分」があります。枝の付け根付近にあるしわのような模様は、幹と枝が成長した証。ここを切ると木の組織を大きく傷つけてしまいます。

 

切ったあとは、切り口を防腐処理しておきましょう。切り口をそのままにしておくと、雨水や雑菌が木に侵入するおそれがあります。「癒合剤」と呼ばれる、専用の防腐剤の塗布がおすすめ。癒合剤を用意できない場合は、木工用ボンドで代用できます。

 

発芽ポイントを見極めてカットする

枝を剪定ばさみで切る場合、切り口ができるだけ短くなるようにカットします。切り口が長く残っていると美しくなく、また病気の原因にもなるそうです。

 

剪定で切る際は、芽がでるポイントを残します。木の新芽は、葉や枝の付け根から出ます。枝にある節から芽が出る木もあります。

剪定後に残したい木のサイズを決めたら、付近の発芽ポイントを残すようにカットしてください。

 

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まとめ

庭木の剪定は、冬場がベストシーズンです。木が休眠している間に、不要な枝をさっぱりと切り落としましょう。剪定では忌み枝を中心にカットします。忌み枝を取り除き、樹形を整えるのが基本的なやり方です。

 

ただ、「どれが忌み枝かわからない」「木が大きくなりすぎて、自力ではどうしようもない」と悩みやすいのも剪定です。放置し、木が暴走する前に、プロにお手入れを依頼してはいかがでしょうか。剪定の準備から枝葉の片付けまで、一貫して作業してもらえます。

 

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