落ち葉掃除が面倒!溜まりやすい場所も手軽にキレイにするコツや便利な道具を解説
木枯らしが吹く季節になると、冬支度のために木々が葉を落とし始めます。「今年も冬がやってくる」と季節のうつろいを感じる一方で、気になるのが「落ち葉掃除」です。
毎年、大量の落ち葉に悩まされたり、掃除に苦労したりする人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、落ち葉掃除に注目しました。落ち葉掃除の効率を上げる道具ややり方、掃除しておきたい落ち葉の溜まり場所も解説します。
今年こそ、落ち葉掃除をササっと終わらせ、冬の訪れをのんびりと待つ、そんな時間にするヒントとして活用してください。
落ち葉掃除が必要な理由
「落ち葉は自然のもの」と考えると、落ち葉掃除は不要である気もします。ただ、人里離れた一軒家でない限り、落ち葉掃除は基本的にしたほうが良いでしょう。
落ち葉掃除が必要な理由を、3つの視点から解説します。
近所迷惑になる
掃除されずに溜まった落ち葉は、風に吹かれて近所の敷地に入り込みます。この落ち葉を迷惑だと感じる人がいるのも、事実。実際、以下のようなさまざまなトラブルも起きているようです。
・うちには木がないのに、隣家からの落ち葉を掃除しなければならないのは理不尽
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長い付き合いにもなるご近所とは、円満にやっていきたいものです。お互いに気持ち良く生活するためにも、落ち葉は掃除しておきましょう。
庭の見た目が良くない
自然の佇まいを再現した雑木風のお庭はさておき、多くの庭は落ち葉を放置すると見た目が悪くなります。
「掃除が行き届いていない」「だらしない」といった印象にもつながり、せっかくの庭のイメージが損なわれます。
とくに、コンクリートや芝で覆われた地面は、落ち葉が目立つもの。砂利の隙間に挟まった落ち葉も、目につきます。
印象の良い素敵な庭を維持するためにも、落ち葉はきちんと掃除しましょう。
害虫がわきやすくなる
落ち葉は、虫の格好の住みかです。放置された落ち葉には害虫をおびき寄せ、住みつかせるリスクもあります。
以下は、落ち葉を住みかとする虫の一例です。
・昆虫の幼虫類
・ミミズ
・ハサミムシ
・ヤスデ
・ダンゴムシ
・オサムシ
こうした虫は落ち葉を餌として生きています。自然の循環には欠かせない生き物ですが、落ち葉が土に還るまでには長い年月がかかります。
その間に庭に、落ち葉が虫の温床になるリスクがあることも押さえておきましょう。
★TIPS★落ち葉に悩まされるのは落葉樹だけではない! 「落ち葉=落葉樹」というイメージがありますが、実は常緑樹も落葉します。秋以外の季節に一斉に葉を落とす樹種もあれば、1年を通じて徐々に古い葉と新しい葉を入れ替えている樹種もあります。 庭木が常緑樹だけだから、といって落ち葉掃除が不要なわけではありません。落葉樹ほど手間はかからなくても、常に落ち葉がないか気にかけておいたほうが良いでしょう。
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見落とし注意!落ち葉はこんな場所にも溜まる
掃除は隅々まで行き届かせてこそ、気持ちも見た目もすっきりするもの。落ち葉が溜まりやすく、掃除の際にぜひ見ておきたい場所を4つ紹介します。
雨どい
周りに住宅より背が高い木が生えている場所や、風の吹き方によっては、屋根の上に大量の落ち葉が溜まる場合があります。
屋根に溜まった落ち葉の中には、雨風とともに雨どいに落ちてしまうものも。雨どいに落ち葉が溜まると水の流れが阻害され、水が雨どいからあふれてしまいます。
「屋根の上にも落ち葉が溜まる」という方は、ぜひ雨どいもチェックしてみてください。高所の確認が難しい場合は、便利屋サービスをはじめとするプロに依頼するのもおすすめです。
ウッドデッキの下
ウッドデッキの下も、落ち葉が溜まりやすい場所です。外壁に接する部分が行き止まりとなるため、風が運んだ落ち葉がどんどん溜まっていきます。
クモの巣が作られやすいこともあり、クモの巣にからまった落ち葉が、さらに落ち葉を集める要因となっているケースも見られます。
1年に1度程度はチェックし、落ち葉掃除をしておきましょう。
住宅外部設備の周辺
エアコンの室外機やエコキュートなど、住宅の外部に設置される設備の周辺にも落ち葉が溜まります。
こうした設備は家の正面以外の面に設置されるケースが多く、普段はあまり目につかないのも落ち葉を増やす要因。
秋冬や風が強く吹いた翌日などに、家の周囲を一周してチェックしてみてください。
塀・フェンスの外側
道路に面して塀やフェンスがある場合、周辺から飛ばされた落ち葉が塀・フェンスの外側に溜まっていることがあります。
自宅の庭から出た落ち葉ではないかもしれませんが、落ち葉が溜まっている状態は、道行く人の目にはあまり良く映らないもの。チェックし、掃除のついでにキレイにしておくことをおすすめします。
効率の良い落ち葉掃除の手順
片付けても片付けても、また増える落ち葉。できれば手際良く、効率的に掃除を完了させたいものです。
効率良く落ち葉掃除をする手順を、3つに分けて解説します。
入り組んだ場所の落ち葉をかき出す
はじめに、入り組んだ場所に溜まった落ち葉をかき出します。庭木の下や垣根周辺、ウッドデッキの下などの落ち葉を、広い場所に集めましょう。
竹ぼうきで届かない場所は、柄の長い熊手が便利。花壇や土の上に溜まった落ち葉は、ガーデン用グローブをはめて手で取り除きます。
広いエリアの落ち葉を集める
次に、広い場所に落ち葉を集めましょう。集めやすい場所に集めればOKです。庭が広い場合は、数カ所に分けて集めてください。
竹ぼうきは広い範囲の落ち葉を一気に集めたいときに、便利です。細かい葉やゴミを片付けたいときは、玄関用のほうきを使ってみてください。
集めた落ち葉をゴミ袋にまとめる
最後に、集めた落ち葉をゴミ袋にまとめます。落ち葉が多いときは、大きいサイズのちりとりを用意したり、ゴミ袋をセットできるタイプのちりとりがあると良いでしょう。
落ち葉掃除にあると便利な道具
落ち葉は、ほうきが1本あれば掃除できます。ただ、これから紹介する道具があれば、落ち葉掃除が手軽になること間違いありません。
あると便利な、落ち葉掃除の道具を紹介します。
熊手
熊手は、大量の落ち葉も簡単に集められる道具です。「かき集める」「かき出す」動きができるため、人工芝の掃除にも便利です。天然芝の落ち葉掃除には、天然芝用の熊手(レーキ)を用意してください。
爪部分がプラスチックでできており、しなるタイプの熊手は、庭木の根元や花壇の落ち葉掃除におすすめ。コンクリートやアスファルトの上を掃除するときには、丈夫な素材の熊手でも構いません。
手箕(てみ)
手箕は、大きなちりとりのような道具です。落ち葉を集めたり、すくい上げたりする際に使います。
昔ながらの竹や樹皮を編んで作られたものと、プラスチック製のものとが販売されています。掃除に使うなら、プラスチック製がおすすめ。汚れても丸洗いでき、遠慮なく使えます。
ブロワー/ブロワーバキューム
ブロワーは、風の力で落ち葉を集める道具です。吸引機能がついたものは、ブロワーバキュームといいます。
竹ぼうきや熊手で集めきれない、細かい落ち葉を集めたいときに便利。砂利や人工芝の隙間に入り込んだ落ち葉も、風の力で吹き飛ばしキレイにします。
充電して使うバッテリータイプと、ACコンセントを接続して使うタイプとがあります。
ガーデン用グローブ
落ち葉掃除には、一般的な白い軍手よりもガーデン用グローブがおすすめです。
ガーデン用グローブは、ゴムや革で作られています。防汚性・防水性が高く、外の掃除がはかどります。表面がけば立っていないため、軍手のように落ち葉がくっついてしまうこともありません。
枝やトゲからも手を守ってくれます。掃除だけでなく、普段の庭のお手入れや剪定にも便利です。
落ち葉掃除を楽に進めるコツ
落ち葉掃除は、ちょっとしたコツを押さえるだけでグッと楽になります。落ち葉掃除がはかどるコツを、3つ解説します。
風がなく、晴れた日に掃除する
落ち葉掃除は、天気が大切です。風がなく、晴れた日に掃除しましょう。
風が強い日に掃除をすると、集めるそばから落ち葉が舞ってしまいます。掃除をするつもりが、かえって隣家の敷地にまき散らすことにもなりかねません。
また、雨で濡れた落ち葉は地面に張り付き、取れにくいです。晴天が数日続き、落ち葉が乾いたタイミングを見計らってください。
落ち葉を集める方向・場所を見極める
「吹き溜まり」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。吹き溜まりとは、風の吹き方によって、落ち葉が一か所に溜まった場所です。
自然に落ち葉が溜まる場所のため、吹き溜まりに集めるようにすると、落ち葉が必要以上に舞い散ることがなくなります。
掃除を始める前に庭を見まわし、落ち葉が集まっている場所を探してみると良いでしょう。落ち葉を集める方向や場所を見極めるだけでも、掃除がはかどります。
落ちそうな葉は落としておく
「掃除をしても、すぐに葉が落ちる」と感じる人には、掃除の前に落ちそうな葉を落としきってしまうひと手間をおすすめします。
庭木を見渡し、そろそろ落ちそうな枝や葉があれば、落としてから掃除しましょう。木を優しく揺らし、葉を落としきってしまうのも良い方法です。
集めた落ち葉の処分方法
集めた落ち葉は、自治体のルールに従って処分しましょう。おおむね、どの自治体も落ち葉は「可燃ごみ」として処分できます。
◎ 山口県柳井市のルール
生け花・草・落ち葉として、可燃ごみに出せます。市指定のごみ袋(赤字印刷のもの)に入れて出してください。
1枚の袋に入りきらない場合は、2袋に分けて出します。
◎ 山口県岩国市のルール
植木ごみ〈草花類・枯葉〉として、焼却ごみに出せます。市指定のごみ袋に入れてください。土が混じっている場合は、取り除きます。
なお、庭や空き地で落ち葉を燃やすのは、避けたほうが良いでしょう。廃棄物を屋外で焼却する行為は、法律で原則的に禁止されています。一部の例外対象もありますが、近隣の迷惑になること、また火災を引き起こす危険性も考慮して控えるようにしてください。
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落ち葉掃除は、手間も労力も、時間もかかる作業です。庭木の成長とともに、落ちる葉の量も増え、年々落ち葉掃除が負担になってきた…、そんな人も多いのではないでしょうか。
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まとめ
落ち葉掃除は季節が限定される作業とはいえ、労力がかかります。庭が広くなるほど、木が増えるほどに、必要な手間も増えます。記事で紹介した効率的な落ち葉掃除のコツを参考に、できるだけ手軽に済ませる工夫を凝らしてみてください。
「まとめて片付けたい」「集めた落ち葉の処分が面倒」といった場合は、プロの手を頼るのもおすすめです。山口県の方は、お庭のあらゆる困りごとに対応する便利屋smile243に、ぜひご相談ください。
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