秋が深まり、初雪が降るころ気になり始めるのは「大掃除」。せわしない年の瀬に、家中の掃除をするのは簡単ではありません。

「面倒だな」「やりたくないな」「簡単に終わらないかな」、そんな“本音”を抱える人も多いのではないでしょうか。

今回は、今年も迫りくる今年の大掃除に向けて、もっと手軽に終わらせるコツを解説します。掃除が楽しくなる便利アイテムや、今日から取り入れたい掃除方法も紹介しています。

ぜひ最後までご覧いただき、今年の大掃除に活用してください。

共感できる！？大掃除で面倒な場所

大掃除が面倒なのは、あなただけではありません。世の中の多くの人が、同じように感じています。

あるアンケート調査によると、実に85%以上の人が大掃除を「とても面倒」「やや面倒」と感じているそうです。

ちなみに、多くの人が「大掃除が面倒」と感じる場所は、以下のとおりです。

・換気扇・レンジフード
・窓ガラス・網戸・サッシ
・トイレ
・お風呂
・キッチンまわり

たしかに、どれも「面倒だよね」とうなずきたくなるラインナップではないでしょうか。1年間の汚れをキレイにし、気持ちよく新年を迎えるためとはいえ、大掃除は面倒！が多くの人の本音のようです。

面倒な大掃除を手軽に済ませるコツ

「やらなければ」とわかっていても、面倒な気持ちからつい、先延ばしにしがちな大掃除。気づいたら年の瀬が迫っており、十分にできなかった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。

ここからは、面倒な大掃除をできるだけ手軽に済ませるコツを、5つ紹介します。今日から取り入れられるアイデアもあります。今年の大掃除をサッと終わらせるために、ぜひ参考にしてみてください。

日ごろから「ちょこっと掃除」を実践する

大掃除が面倒な理由の1つに、「家中を一気に掃除しないといけない」というものがあります。

日々の生活に忙しいと、つい見てみぬふりをしてしまう場所も出てくるもの。積もり積もった汚れを、年末の大掃除でまとめてキレイにしようとするから、大変なのですね。

家中いたる場所を掃除する年末から解放されるには、日ごろから汚れをためない「ちょこっと掃除」がおすすめです。
普段の生活の中で、ほんのひと手間でできる掃除を取り入れてみましょう。

＜ちょこっと掃除の例＞
・階段の上り下りの際、ハンディモップを持って巾木のホコリを取る
・お風呂から上がった時や洗面所を使った後、タオルで鏡や蛇口などを拭いておく
・夕食の片付けが終わったら、シンクを洗剤で洗い流す
・気づいたホコリはフローリングワイパーでこまめに取る
・フィルターは交換頻度を決め、忘れずに取り替えておく（冷蔵庫の吸気口も忘れずに）

便利なアイテムを活用する

掃除グッズも、どんどん進化しています。ホームセンターやネット通販で、ぜひ探してみましょう。使ってみると便利な製品や、もっと掃除したくなるほど楽しい製品が次々と見つかります。

手慣れた、昔ながらの掃除方法も良いものですが、面倒な場所は便利なアイテムを駆使して効率良く掃除してみませんか。
記事の後半では、おすすめの便利アイテムを紹介しています。ぜひ、続きをチェックしてみてください。

人手を頼る

大掃除では、窓ふきやキッチン全体、家具をどかしての床掃除など、大がかりになる場面が多々あります。
こうした掃除を一人でやろうとしても、面倒くささが増すばかり。遠慮せず、思い切って人手を頼りましょう。

まず、一緒に暮らす家族。共に家を使っているわけですから、大掃除も頑張ってもらいましょう。シニアの方は、懇意にしている近所の人に頼むのもおすすめです。手伝ってくれたお礼も忘れずにわたせば、お互いに気持ちよく新年を迎えられます。

また、大掃除こそプロの手を借りるのもおすすめです。便利屋や家事代行など、自分に合うサービスを探して頼んでみませんか。
依頼内容によって費用が変わることが多いため、事前に相談し見積もりを出してもらうと安心です。

面倒な場所は1日1か所に

大掃除の中でも、とくに面倒だと思う場所はどこでしょうか。

窓ふき？キッチンの油汚れ？お風呂の水アカ？それとも、床全体の掃除や障子の張替えでしょうか。

これら「とくに面倒な大掃除」は、1日1か所までにしましょう。面倒な場所は、サッと終わる場所を組み合わせるのがコツ。「今日はここが終わった」という達成感が毎日得られ、大掃除のモチベーションを保ちやすくなります。

反対に、厄介な場所ばかりに手を付けてしまい、1日で終わらなかったらどうなるでしょうか。中途半端に掃除を始めた場所だけが目につき、挫折感にさいなまれるかもしれません。

大変な大掃除こそ、1日1か所を心がけてみてください。

「まあ、いいか」の精神も大事！

大掃除が完了し、ピカピカの家で迎える新年は気持ちの良いものです。

ただ、大掃除が終わらなければ、新年が来ないわけではありません。本当に大変な時は、大掃除を途中でやめても良いのではないでしょうか。

大掃除の完了にこだわりすぎ、イライラしたまま年を越すより、「まあ、いいか」「年が明けてからキレイにしよう」と気持ちを切り替えたほうが、あなた自身にも家族にも、きっと幸せな新年が訪れますよ。

面倒な大掃除が楽しくなる！？便利アイテム4選

ここからは、便利な掃除アイテムを4つ紹介します。見ていくと、今年の大掃除が待ち遠しくなるかもしれませんね。

高いところの窓もOK！「窓ふきロボット」

大掃除の窓ふきでとくに面倒なのは、「寒い中で拭く外側」「手が届かない高い窓」ではないでしょうか。
その2つが組み合わさった場所が、2階の窓の外側。大掃除とはいえ、ためらう人も多いかもしれません。

面倒な窓掃除は、今年からロボットに任せてみましょう。

ハイエンドモデルロボット掃除機で有名なエコバックス社の「WINBOT」シリーズをはじめ、

さまざまなタイプの窓ふきロボットが販売されています。

窓ふきワイパーが窓に吸着し、自動で汚れを拭き取る仕組み。屋外側にも取り付けられ、鳥の糞や雨染み、ホコリや指紋まですっきりキレイにしてくれます。

窓ふき掃除機があれば、もう2階の窓ふきで危ない思いをする心配もありません。

参考：WINBOT | エコバックスの窓拭きロボット | ECOVACS Japan公式サイト

水アカがみるみるとれる「水アカ専用洗剤」

水回りにつきものの、ガンコな水アカやうろこ汚れ。「クエン酸で落とせる」「水アカ用のスポンジで落ちる」と聞いても、なかなかキレイにならず、毎年悩まされる人もいるのではないでしょうか。

こびりついた水アカには、水アカ専用の強力洗剤がおすすめです。プロも推奨する洗剤ですが、ホームセンターで手に入ります。

リンレイ　ウルトラハードクリーナーウロコ・水アカ用_紹介動画_立木文彦さん

特殊な研磨材を配合したり、水アカを分解しやすくする成分が含まれていたりと、さまざまなタイプが市販されています。お値段はやや張りますが、使ってみるとあれほど悩んだ水アカが、みるみるうちにピカピカに！

気持ちよいほどの落ち具合が、病みつきになります。

床がすっきりピカピカに「電動フロアモップ」

電動フロアモップとは、スイッチを入れるとヘッドが自動で動き、掃除してくれるモップです。

立ったままの姿勢で、しっかり拭き掃除ができると人気を集めています。現在は、回転式と振動式、スチーム式の3タイプが主流です。

参考：電動モップ｜サンワサプライ

フローリングのほか、畳やカーペットなど、多様な床材に対応したモデルや、水拭きとから拭きを切り替えられるタイプ、コードレスタイプなど、さまざまな商品が販売されています。

付属のモップは洗って、何度も利用可能。また、市販のフローリングシートを使えるモデルもあります。

かがんで雑巾がけをしなくても、床についた汚れや足アカもスッキリ。面倒な床の大掃除を、手軽に済ませられます。

水だけでどこでも拭ける「マルチクロス」

雑巾や布巾の素材も進化しています。SNSでも人気を集めるのが、水で濡らすだけでどこでも吹き上げられる、マルチクロス。

参考：油汚れクロス｜@ttara

油汚れや手アカも、見事にきれいに拭き取ります。使った後は、水で洗うだけで元通りになるという点も便利。いちいち洗剤で洗う必要がなく、掃除の時短が叶います。

高機能なマルチクロスは、サイズや素材、カラーなど、バリエーションも豊富。おもにネット通販で手に入ります。お気に入りのデザインを揃えれば、大掃除のやる気も湧いてくるかもしれません。

汚れがつきにくくなる！便利アイテム3選

大掃除の手間を減らすには、普段から「汚さない」「汚れをためない」ことも大切。ここからは、大掃除でとくに面倒なキッチン周りの汚れを、手軽に防げるアイテムを3つ紹介します。

グリルの排気口を守る「排気口カバー」

はねた油がこびりつきやすい、グリルの排気口。網目が細かく、ついた汚れを落としにくいことも悩みの種ではないでしょうか。

そんなグリルの排気口は、カバーで覆って汚れの侵入を防ぎましょう。

参考：排気口カバー｜tower

排気口全体を覆うカバーを置いておけば、汚れが入りにくくなり、排気口をピカピカに保てます。

置いてあるだけなので、移動も手軽。グリルを使うときは脇に避け、通気を確保してくださいね。

水アカ・汚れがつきにくくなる「コーティングスプレー」

コーティングスプレーは、シンクの汚れ防止に役立ちます。シュッと吹きかけてスポンジで広げるだけで、シンク全体に撥水効果を付与。汚れや水アカを防ぎ、美しいシンクを保ってくれます。

リンレイ　ウルトラハードコーティングキッチンシンク水まわり用 　紹介動画　立木文彦さん

雑菌やカビの繁殖を防ぐ効果を持つ商品もあり、キッチンを清潔に保ちたい人にもおすすめです。シンクのほか、お風呂や洗面所にも使えます。

時間の経過とともに撥水効果は薄れます。定期的に塗り直せば、ピカピカのシンクを維持できますよ。

油汚れが激減「高性能レンジフィルター」

ギトギトに油がついた、キッチンの換気扇。「できれば触りたくない」「洗っても汚れが落ちない」など、多くの人が悩むポイントです。

実は、キッチンの換気扇は、フィルターを高性能なものにするだけで、汚れ方が大きく変わることはご存じでしょうか。

参考：レンジフードフィルター｜スターフィルター

ホームセンターや100円ショップで売られている不織布フィルターではなく、厚手で性能の良いものを試しに使ってみてください。
100円ショップのフィルターが10枚以上買えるお値段ではありますが、それだけの価値はあります。高性能フィルターに変えるだけで、レンジフードにつく油汚れが激減！

フード内部はいつもスッキリ、サラサラな状態を保てるようになります。

面倒な大掃除は、考え方を変えて楽しよう！

「面倒だ、面倒だ」と思いながらの大掃除は、身体的にも精神的にも苦痛ではありませんか。今年は思い切って考え方を変え、もっと「楽な大掃除」にしてみましょう。

「寒い時期に掃除をしないといけないのが、つらい！」なら・・・

年末に大掃除をする風習には、相応の理由があるそうです。一説には、その昔、宮中や寺社にあった年に一度の「煤（すす）払い」という行事が、庶民に広がり大掃除になったといわれています。

ただ、寒い中、掃除をするのは楽ではありません。水を使う掃除も多く、あちこちを開けたままの家は凍えそうです。

思い切って、「大掃除は年末以外の時期にやる」と方針を変えても良いのではないでしょうか。ゴールデンウィークやシルバーウィークは気候もよく、掃除にピッタリです。

寒い季節よりあたたかい季節の方が、油汚れも緩み落としやすいというメリットもあります。

「家族が手伝ってくれない」

一緒に住んでいるのに、家族が手伝ってくれない状況は、やるせないものです。自分ばかりが忙しく、ねぎらいもなければ徒労感が募るばかり。

そんな時は、計画から家族を巻き込み、大掃除をイベントにしてしまいましょう。おすすめは、一人ひとりに役割を割り当てること。責任を持たせると、人はやる気になりやすいです。

「大掃除が終わったら、みんなで美味しいごはんを食べに行こう」とお楽しみ要素を用意したり、「一番キレイになった人が食べたいものをリクエストできる」など、競争心を刺激する取り組みもおすすめです。

「年に一度の作業が厄介」「手順を忘れている」

大掃除のタイミングでしかやらない箇所というのも、あるものです。お仏壇の掃除や障子の張替え、吹き抜けのシーリングファン、物置の整理などは、その代表例ではないでしょうか。

こうした場所の掃除は、普段やっていない分、最適な手順を忘れがちです。面倒な気持ちがさらに募り、なかなか腰が上がらないかもしれません。

年に一度、大掃除でしかやらない場所こそ、プロに頼んでサッと終わらせましょう。プロなら、障子の張替えも高所の掃除も慣れたもの。手早く、美しく完了します。

まとめ

年に1回の大掃除。「年に1回だからしっかりやりたい、キレイにしたい」という思いもあれば、「寒い中の掃除は面倒。できればやりたくない」という本音もあるでしょう。

大掃除を手軽に済ませるコツは、普段から汚れをためない「ちょこっと掃除」を実践すること、便利アイテムを活用することの2点です。ご自分の力では難しい場所の掃除は、遠慮なくプロに依頼してください。プロならではの技術と道具で、あっという間に大掃除を完了させます。

山口県柳井市・岩国市の大掃除は、便利屋smile243にご相談ください。

キッチンだけ、お風呂だけといった部分的な掃除も大歓迎です。